心を高める、経営を伸ばす: 2010年12月アーカイブ

こんにちは。最近の話ではないのですが、今年最後のブログということでとりあげておきたい内容があります。

 去る9月7日~8日、稲盛和夫塾長のもと第18回盛和塾全国大会がパシフィコ横浜で開催され、私が尊敬する同じ盛和塾名古屋塾生のM社長と二人で出席してきました。

全国、そしてブラジルやアメリカ、中国などの海外からも含めて3428名の塾生が参集し、出席者全員が真面目に経営実践の勉強をする姿に、8名の方々の生々しい経営体験発表に、そして当然のことながら稲盛塾長の塾長講話に感動をもらい、帰ってきました。
塾長講話のほんの一部を抜粋します。
 
『企業の業績をさらに立派なものにしていこうとするなら、経営者がその人間性を高め、人格を磨いていく以外に方法はありません。』
 
『心を磨き、立派な人格をつくるように努めることで、善悪にもとづく正しい判断が可能となり、経営の舵取りを誤ることなく、事業を伸ばしていくことができるのです。』
 
私としては、ただただ“申し訳ありません…”と唸ってしまうばかりです。
 
 
一方、盛和塾とは関係ありませんが、本業のダスキン事業以外にも、中小企業の経営サポートを事業とし、著書もたくさん出版されている 株式会社武蔵野 小山昇社長は、その著書の中で、
 
『社員が社長に求めているのは「安定した生活ができること」であり、「聖人君子になること」ではありません。社会通念上許される範囲であれば少々動機が不純でもいいと私は思います。「経営の結果」が清くあれば動機は不純でいいんです。』
 
『 〇 キャバクラに行くが社員の給与を安定的に上げる社長
× 立派な人徳を持っていながら、毎年赤字で賞与ゼロにせざるを得ない社長』
 
と言われており、上記の稲盛塾長のお言葉とは一見矛盾する内容とも思えたのですが、私はこの考えにも共感を覚えました。
 
そこで、このお二人のお言葉を自分なりに考えてみた結果、
 
“善悪にもとづく正しい判断をすることにより、経営の舵取りを誤ることなく、事業を伸ばしていくことができ、社員が求めている「給与を安定的に上げる」ということが実現できる。そのためには、心を磨き、立派な人格をつくるように努めることが肝要である。(キャバクラに行くか行かないかはどちらでもよい。)”
 
との結論に至りましたが、皆さんいかがでしょうか???
 
 
つたないブログに今年一年お付き合いいただき、本当にありがとうございました。良いお年をお迎えください。
 

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